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糖尿病|豊橋市の内科・循環器科|生活習慣病

糖尿病

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特許取得(日本)
特許 第3955313号
「虚血性心臓疾患の診断装置およびプログラム」
 
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糖尿病について

糖尿病は生活習慣病の中でも最も重要な病気です。合併症も心臓病以外に失明、腎不全、四肢の神経障害から四肢の動脈の閉塞・指趾の壊死と多くの合併症の原因となります。近年の食生活の西洋化と自動車の普及による日常生活での運動量の減少もあり、糖尿病は年々増加の一途を辿っています。糖尿病は単に「血液中の糖分が多い(高血糖)」のみで定義できる病気ではありません。高血糖は症状の一つであり、時には高血糖を伴わない場合もあります。又、単に「インスリン(血糖をコントロールするホルモン)が欠乏している」とも定義できない場合もあり、正確には「インスリンが相対的に欠乏した状態」と言うべきかと考えます。と言うのも、インスリン量がむしろ多くなっている(高インスリン血症)のに糖尿病になっている患者様も多いからです。それはインスリンが正常には作用しなくなっている(インスリン抵抗性の増大)ためです。糖尿病の治療では血糖の過剰とインスリンの過剰の双方の確認が必要であり、双方の毒性(過剰な血糖の毒性・過剰なインスリンの毒性)の解除が必要です。治療の基本が「食事療法」と「運動療法」であることは言うまでもありませんが、必ずしも全ての糖尿病の患者様がこの二つを上手にコントロール出来るわけではありません。現在の24時間活動している社会情勢では満足には実行出来ない方も珍しくはありません。その場合でも医師との協力の下に「次善の策」は守られなければなりません。

1)糖毒性の解除

人間にとっては血糖が唯一のエネルギー源であり、何を食べてもそのカロリーは全て血糖に作りかえられます。血糖の極端な低下は致命的ですが、過剰になっても身体に悪影響を与えます。(図-1)。

図-1
食事運動療法で血糖が下がりきらない部分は薬を併用してでも正常値血糖を目指してコントロールしなければなりません。当院では内服薬の第一選択として食べた糖分の吸収をゆっくりとさせる薬と血中の糖分が筋肉へ取り込まれるのを助ける薬(間接的に血糖下げる薬)を第一選択とし、インスリンを分泌する膵臓を刺激して血糖を下げる薬の使用は最小限にするよう努めています。インスリンを分泌する膵臓を刺激して血糖を下げる薬のみで治療しようと量を多くかつ長期間使用していると、膵臓は疲労してしまい最終的にはインスリンを分泌しなくなってしまいます。一定量の内服で効果が不充分な場合は比較的早期に適量のインスリン自己注射治療に切り替え膵臓に休養と回復を与えることにより再び内服薬へ戻れる可能性を残すべきと考えられています。
インスリン自己注射治療を行う場合でも前述した間接的に血糖を下げる薬は併用し出来るだけ使用するインスリン量を少なくすることが肝要です。
従来は糖尿病の重症度の目安として約一ヶ月間の血糖の状態を示すヘモグロビンA1C(HbA1C)が重要視されてきましたが、最近の研究では食直後の高血糖と空腹時の血糖の差が大きいほど合併症が多いとされています。糖尿病の治療にあったては空腹時血糖とHbA1Cだけでなく食後1~2時間後の血糖もチェックすることが合併症予防のためには不可欠です。

2)インスリン抵抗性(高インスリン血症)

血液中のインスリン量が低下していないにもかかわらず血糖が上昇していたり、時には血糖が正常でもインスリン量が増加する場合があります。これは膵臓のインスリン分泌機能が低下しているのではなく、インスリンが作用しにくくなっている状態と考えられています。この状態を「インスリン抵抗性症候群」、「高インスリン血症」とか「内臓脂肪型肥満」と言われ、心臓病の重要な危険因子の一つと考えられています。(図-2)。

図-2

過剰なインスリン自体が動脈の壁を厚くする作用があり、過剰なインスリンが長期間続くことにより、たとえ血糖が正常でも動脈硬化が加速されるからです。この状態の改善に最も効果的なのが運動療法です。運動は身体の筋肉でのインスリンの働きを助ける効果があるからです。それでも不充分な場合には現在ではインスリンの作用を助ける内服薬の併用が必要となります。インスリン自己注射療法を受けている患者様で空腹時のインスリン量が正常値の3倍程という方もみえましたが、この方に間接的に血糖を下げる薬を併用することでインスリン量を1.5倍程度まで下げることが出来、なおかつ血糖コントロールも良好になった方もあります。糖尿病の治療にあたっては空腹時血糖、HbA1Cのコントロールはもちろん食後1~2時間後の血糖、インスリン量のチェックの四つを観察していくことが不可欠です。

当院でも糖尿病治療の基本として「食事・運動療法」を指導させて頂いていますが、必要な食事量はその人の仕事量や運動量によって異なります。少なくとも肥満の方は標準体重+10%以下には減量するよう努力していただかなければなりません。又、一日の食事量も朝・昼・夜を3:2:1とし、夕食を一日の中で最も軽い食事とする事は重要です。もちろん間食やデザート、夜食は避けなければいけません。しかし現在の社会構造では理想的な食生活をしたくても出来ない方(夜勤をされる方、仕事で帰宅されるのが9時や10時となる方、仕事上食事時間が不規則となる方)は珍しくありません。現在使われている糖尿病の治療薬の使用法は一日3食を標準的な時刻に食べれることが前提とされています。食事時間が変則な方には教科書的な食事療法を押し付けるのではなく出来る範囲での食事療法とその方の食生活に合わせた治療法を教科書やガイドラインにとらわれることなくオーダーメイドの治療法として提供することが必要と考えて診療しています。運動療法も出来れば毎日、それも夕食後に行うのが最も効果的ですが、そこまで出来ない方でも運動のための時間を少しでも作るように務める(仕事で 歩くときに早歩きする、電車やバスを一つ前の駅で降りる等)ことは大切です。内服薬を併用せざるを得ない場合でも膵臓を疲労させない程度の量と種類に留め、必要であれば早めにインスリン自己注射療法を併用し、糖尿病の治療開始までに疲労してしまっている膵臓を休養させ機能が回復してくるのを待つことも、一生インスリンの自己注射を続ける可能性を低くしたいと言う点からも望ましい治療法と考えられています。
糖尿病ではたとえ正常値でコントロールされていても合併症は不可避との考えでその早期発見・早期治療に努め心臓と腎臓に関しては当院で積極的に検査・治療を行っていますが、目に関しては眼科専門医の主治医を持って頂くよう指導させて頂いています。

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