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高脂血症|豊橋市の内科・循環器科|脳梗塞・糖尿病

高脂血症

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特許取得(日本)
特許 第3955313号
「虚血性心臓疾患の診断装置およびプログラム」
 
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高脂血症について

コレステロール値や中性脂肪値が高い高脂血症は糖尿病とともに生活習慣病メタボリックシンドローム診断基準ウエストサイズ)の一因として動脈硬化の原因となり心臓や脳梗塞・高血圧症になることはよく知られています。しかし、一般的にはその治療は高血圧症の治療と比較しても適切には行われていないのではないかと考えられます。今回新しい治療ガイドラインが日本動脈硬化学会より発表され、以前より当院が行っている悪玉コレステロール(LDL-C)を治療目標とする考えがガイドラインに取り入れられた点は一歩前進と評価できます。しかし、正常悪玉コレステロール値でも高度に進行した動脈硬化となってしまっている患者様は珍しくありません。悪玉コレステロールの中に含まれている動脈硬化に特に関連が強いと考えられる因子(small-dense LDL)が日常の保険診療では測定出来ないことや、総コレステロール値、善玉コレステロール値、悪玉コレステロール値の3つを同時に測定することが禁じられている現状では数値だけで治療方針を決定すること自体に無理があります。現在ではコレステロールが血管壁に取り込まれて動脈硬化となっていく原因は動脈壁の一番表層に並んでいる細胞(血管内皮細胞)の機能が障害されるためという考えが主流になっています。ガイドラインでは血管内皮細胞の機能の改善、強化については一言も言及していません。またガイドラインの最大の問題点は合併症がでるまでは緩やかな管理で合併症が出てから厳重な管理とするという考えです。合併症が出てから厳重にしてもその後遺症は消えないのです。当院ではこの様な矛盾した治療法は行わず最初から厳重な脂質(コレステロール、中性脂肪)管理を行うようにしています。
当院では以前より運動負荷心電図・超音波検査による心臓の血管の動脈硬化の程度の推定と頚動脈エコーによる血管壁の直接の観察に基づいてコレステロールに対する治療とともに動脈硬化に対する治療方針を決めています。悪玉コレステロールを下げる治療を行うことはもちろん、先に述べたように真の原因は血管壁の機能障害であるため、その機能障害の改善が期待できる薬を併用するとともに運動療法を必ず行っていただくよう指導させて頂いています。運動療法は、コレステロールを下げる効果とは別に血管壁に直接作用してその機能を改善させる効果があると言われているからです。
高脂血症の治療は血管壁の状態の画像による観察からスタートすべきであり、コレステロールの数値は悪玉コレステロールを下げる際の参考値であり、食事療法とともに運動療法による血管壁の機能の改善の努力を必ず併行して行っていくことを怠ってはいけません。

症例-1

61歳男性。高血圧症でタナトリル(5mg)1錠/日内服。高脂血症も糖尿病も肥満も無い患者様ですが頸動脈エコーで巨大なプラークを認めた時はギョッとさせられました。

症例-1 H12年6月 H11年6月 H10年6月 H9年6月
血圧(mmHg) 126/88 126/80 132/80 132/80
総コレステロール(mg/dl) 183 180 176 168
HDLコレステロール(mg/dl) 85 66 56 52
LDLコレステロール(mg/dl) 108 104 108 105
中性脂肪(mg/dl) 50 48 61 54
空腹時血糖(mg/dl) 105 99 104 101
頸動脈エコー 症例1

症例-2

BP 130/80mmHg, T-CHO 144mg/dl, HDL-C 27mg/dl, LDL-C 96mg/dl, TG 140mg/dl,
UA 5.1mg/dl, FBS 85 mg/dl, HbA1c5.0%。
HDL-cho.が低値以外には危険因子は見当たりません。歩行時の下肢の筋肉痛で受診されました。

エコー 症例2

エコーで左大腿の動脈に狭窄があることが分かり血管造影を依頼しました。

骨盤内から両下肢

エコーで左大腿の動脈に狭窄があることが分かり血管造影を依頼しました。

冠動脈

冠動脈にも多くの動脈硬化所見を認める。
これらの二症例は動脈硬化の有無、程度を数字で調べることがいかに困難かを示しています。
画像診断を優先して必ず併用すべきです。

 

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